昭和生まれの古参オタクによる推し語り

昭和から令和まで! 古参オタクが、歴代の推しゲーム・マンガ・アニメ・キャラについて語っています。

推し作品語り 3作目:スーパーマリオブラザーズ

1985年発売のゲーム ファミリーコンピュータ

世界一有名なゲームソフトは何か? という問いに対し、GTAやマイクラ、テトリスといった世界各国の名立たるタイトルと共に必ずノミネートされる日本代表と言えばこれ。「スーパー」を冠していない初代マリオブラザーズの続編ですが、もはや別物と言ってしまえるくらいの超絶進化が成されており、横スクロールアクションというジャンルを一足飛びでテレビゲームの代名詞にまで押し上げました。ゲーム史を語る上では決して外すことのできない、偉大なる名作です。

私の場合、2D3D問わずこうしたステージクリア型のアクションゲームはそこまで好きなジャンルではないため、今日まで数十作が発売されているマリオシリーズのほんの一部しかプレイしていません。しかし逆に言えばそんな私ですら問答無用で魅了されたのがスーマリであり、その圧倒的な面白さは筆舌に尽くしがたいものがあります。マリオの心地良い操作感、説明書を一切読まなくても分かる単純明快なシステム、少しずつ難易度を上げ挑戦心を煽り続けるゲームデザイン、頭に残るテンポの良いBGM、様々な操作テクニックの存在、ワープや裏面といった隠し要素などなど…あらゆる部分が奇跡的な完成度を誇っており、これはもう「全てが80点の優等生」などというレベルではなく全てが120点の器用万能と言えるほど。しかもこの水準の作品を昭和60年に楽しめたのですから、ほとんどオーパーツのようなものだと評しても決して過言ではありません。

基本的な行動はダッシュとジャンプの2つしかないため物凄くシンプルですが、その単純な操作を駆使していかに障害を突破していくかと苦心する部分に最大の面白さがあり、何度も失敗を繰り返した末に難所を切り抜けた際の震えるような快感は格別。子供がやっても難解過ぎず頑張ればクリアでき、逆に大人がやっても簡単過ぎずやり応えがある…その極めて絶妙に調整された難易度こそが本作最大の魅力だと思います。だからこそ性別も年齢も国籍も問わず万人に支持され、果ては時代すら超えて今からプレイしても十分に楽しめる内容。伝説と呼ばれる名作は永遠に色褪せません!

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