昭和生まれの古参オタクによる推し語り

昭和から令和まで! 古参オタクが、歴代の推しゲーム・マンガ・アニメ・キャラについて語っています。

推し作品語り 29作目:スーパーマリオコレクション

1993年発売のゲーム スーパーファミコン

SFCにおけるコスパ最強のソフトと言えば、いの一番に思い出すのがこの作品です。何しろ歴代のマリオシリーズ4作が1本のソフトに集約されているうえ、そこには当時手を出すハードルが高めだったディスクシステムのマリオ2まで含まれているのですから、その費用対効果の高さは生半可なものではありませんでした。これならFC時代の原作をそのままベタ移植した内容だったとしても十分に元は取れるのですが、本作はそれに留まらずグラフィックやBGMなど全てがきっちりと作り直されており、実質4本分のリメイク作品が収録されているという超豪華仕様。ここまで至れり尽くせりだったので、ストレス皆無の心地の良いプレイングを存分に堪能することができました。

私がFC時代にプレイしたことがあるのは初代のマリオ1だけで、その他の3作は本作が初体験だったという部分もまたマリコレへの評価が高い理由のひとつです。前述のディスクシステムは特に顕著ですが、本作に収録されている4作を全てプレイした人はそこまで多くないでしょうし、それまで未体験だった過去作に触れる機会をまとめて得られたというのは見過ごせないメリット。マリコレにのめり込んだ結果として2D横スクロールアクション式マリオの原点とも言える初期作品を全てクリアすることができ、おかげでシリーズへの解像度をワンランク引き上げることができました。

またハードがSFCへと進化したことで、全体的な遊びやすさが相応にパワーアップしているのも配慮が行き届いている部分。特にデータセーブ機能が実装されているのは非常に嬉しかった点で、一度の挑戦で一気にクリアせざるを得なかったFC版とは異なり焦らずゆっくりプレイすることへの躊躇いが消え精神的な余裕が生まれました。あまり時間が無い時でも「少し進めてセーブ」という選択肢が取れるようになりましたし、時短のためにワープでサクサクとスキップせず、1面ずつじっくりと攻略していくスタイルにも対応。マリオ3の2人対戦ゲームを自由に遊べるモードが実装されているのも地味ながら秀逸なポイントで、友人との白熱したバトルに没頭したのも良い思い出です。

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