2002年発売のゲーム PlayStation 2

トルネコやシレンに代表されるローグライクゲームは、名前の通りローグを由来とする基本部分のシステムが既に完成されています。そのため新しい作品が出てもそこまで大それた変化はなく、あくまでマイナーチェンジに留まっているイメージがありました。しかしこのトルネコ3に関しては様々な部分で既存シリーズとは異なる仕様が多かったために驚きを味わうことができ、結果として深い印象を残してくれたのです。ゲームバランスには不安定な箇所もあるので割と批判意見も耳にするタイトルではありますが、少なくとも私としては文句なしにハマることができました。

まず冒険に失敗してもレベルが1に戻らないというのはかなり大きな変更点です。そもそもローグライクにおいて「死んだら全てがリセットされてやり直し」というのはジャンルの根幹とも言える重要なシステムゆえに、そこに手を加えてしまったら根本的なゲーム性から変わってしまうのでは…と当初は不安視したことを覚えています。しかし実際にプレイしてみればさしたる違和感は覚えず、むしろ既存の作品から遊び心地が変化したことでマンネリ感が解消され、想像以上に新鮮な気持ちで楽しむことができました。またこのシステムはゲーム全体に適用されているわけではなく、クリア後の追加ダンジョンなどは過去作と同様の仕様になっています。そのため2種類の異なる面白さを味わえるというメリットもあり、結果的にはこのルール改変も肯定的に受け止めることができました。

また本作にはレベル継続システム以上に大きな追加要素として「ポポロ編」が存在し、私がトルネコ3を好きな理由の7割くらいはこの部分に起因するものです。ポポロ編限定の仲間モンスターシステムは前作に搭載されていた転職システムと同等以上にダンジョン攻略法を大きく変化させるもので、その新しい境地には心底のめり込みました。実用性が皆無の地雷モンスターも多々存在するとはいえラスボスを除く全ての敵を仲間にできるというのは非常に面白く、ポポロ自身を含めて最大11人でダンジョン攻略に勤しむ集団戦からは、それまで体感したことがなかった独特の高揚感を得ることができます。人数が多いぶんプレイが大味になり、地雷を踏んで仲間がまとめて吹っ飛ぶ惨状にもたびたび遭遇しましたが、そうしたアクシデントも含めて最高に楽しかったのは間違いありません!
関連コンテンツ
前後の推し作品