2000年発売のゲーム PlayStation

本作以降、次世代ハードのPS2まで続く「αシリーズ」の先駆けとなった記念すべき作品。とにかく驚くべきは前作からの凄まじい進化ぶりで、私は1990年代からずっとスパロボシリーズを追い掛けているものの、こと直前の作品と比較しての進化度合いで言うなら本作が暫定トップではないかと思っています。外伝や携帯機を除く「コンシューマーの本編スパロボ」という括りだと直近はFや64ですが、それらと比べての超絶パワーアップぶりは発売前情報の時点で十分に確認することができ、プレイする前からワクワクが止まりませんでした。

最大の改革ポイントはやはり戦闘アニメで、前作までは棒立ちゆえに色々とシュールだった機体が機敏に動く姿には大興奮。各種の必殺攻撃のみならずライフルやサーベルといった通常兵器であってもグリグリと動き回るため見ているだけで楽しく、せっかく実装された戦闘カット機能もほとんど使わず全てのアニメをONにしてプレイしていたほどです。またパイロットのカットイン演出も増えたので、より一層原作アニメの雰囲気が強調されており、キャラゲーとしての魅力も大幅に増していました。

もちろん、進化したのは戦闘アニメだけではありません。PSスパロボでは初となるバストアップによる会話シーンや、クォータービューで描かれたマップなど全体的な見映えも向上しており、同世代のゲームと比較すると少々チープ感の漂っていた既存のビジュアルから脱却できたのはシリーズの大きなターニングポイントだったと思います。また戦闘を繰り返すことで少しずつパイロット能力が上昇していくシステムを実装したことで、原作ファンが特定のキャラを贔屓して運用することに僅かながらもゲーム的なメリットが発生し、一押しのキャラをじっくりと育成する面白さを堪能できたのも楽しかったです。参戦作品における私の推しはエヴァとガンダムWだったのですが、F時代には後半のインフレ環境に付いていけず二軍落ちレベルの性能だった機体やパイロットが強化されて格差が縮まり、きちんと最終ステージまで第一線で運用できるようになったのは嬉しい改善点。初号機にマゴロク・E・ソードという設定だけの武装が搭載されたのも素晴らしいファンサービスでしたし、ウイングチームもまたTV版の初期機体から始まり、二度の乗り換えイベントを経てEW版に到達するという豪華仕様だったのが最高でした!
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