昭和生まれの古参オタクによる推し語り

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推しキャラ語り 82人目:シン・アスカ

出典:機動戦士ガンダムSEED DESTINY

本作のような地続きの続編だと良くある話ですが、無印時代から続投しているキラやアスランといった面々には「丸々1作分の思い入れ」という強固なアドバンテージがあるため、運命が初出となる新キャラに対しては相対的に地味な印象を抱いていました。なので各キャラへの愛着も全体平均で言えば「種>運命」になっている私ではあるものの、しかしこのシンだけは数少ない例外。何しろ彼は前作のキラ以上に…というより、視聴済のガンダム主人公全員の中でも一二を争うほどに強く推しているキャラなのです。更に言うなら私は2010年頃から令和までずっとネット上で「Sin」というハンドルネームを使って活動しているのですが、その元ネタになっているのが種運命のシンなので、そうした意味でも私にとって特別なキャラクターだったりします。

放映当時は「主役の座を奪われた不遇な男」というセンセーショナルな要素ばかりをピックアップされていた彼ですが、私が注目していたのはそこではありません。シンも根は良い奴なのですが頭に血がのぼりやすい直情的な性格が災いし、FAITHのアスランや国家元首のカガリにすら噛み付くほどの狂犬ぶりで、命令違反を繰り返すなど軍人としてはかなりの問題児。しかし心身共に完璧とはほど遠いからこそ人間臭く、ハイスペックなエリートでありながらも等身大の少年らしさに溢れているところに大きな魅力を感じたのです。中盤以降のシンは戦いの中でステラを喪い、更には自らの手でアスランとメイリンを殺したと錯覚。少しずつ精神的に疲弊していく過程が丁寧に描かれるのでその姿が非常に痛ましく映り、だからこそ感情移入が促進されました。最終的にはもはや後戻りができないところまで追い詰められた結果、議長とデスティニープランにすがる以外の道を見失ってしまうシン。物語の主役だった彼がラスボスの手駒に成り下がるという構図は放映当時も今も批判されがちな部分ではあるのですが、個人的には哀しくも印象に残る作劇だったと思っています。

初期機体のインパルスは正直「ストライクの二番煎じ」感が否めなかったのですが、対する後継機のデスティニーは悪役っぽいシルエットがハチャメチャにカッコイイので大のお気に入り。取り回しが悪そうな大剣と大砲をごつ盛りしつつ、光の翼を展開した高速機動で戦場を突っ切るコンセプトは多大な浪漫に溢れており、シンと同様ガンダムシリーズの主役MSの中でもトップクラスに心惹かれているのです!

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