昭和生まれの古参オタクによる推し語り

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推しキャラ語り 65人目:赤木しげる

出典:天 天和通りの快男児

延々と鷲巣麻雀に興じていた連載期間の長さもあって、赤木しげると言えば今や「アカギ」における若アカギの方が有名になっているだろうと思います。しかしながら、私が心から魅了されているのは原典たる「天」で登場した中年赤木です。更に言うなら数ある福本漫画の中でも私は特に「天」を好んでいるのですが、それは中年赤木があまりにも魅力的なキャラだったからという理由が大きなウェイトを占めているのです!

若い頃のアカギは神域の才覚に溢れていたことで「人間を超越した悪魔」の如き鋭さがあり、どこか近寄りがたい切れたナイフのような雰囲気を醸し出していました。対して中年になった赤木は天性の豪運こそピーク時から衰えたとはいえ、だからこそ神ならざる人の領域まで降りてきたような印象があります。更にはクールだった性格も軟化しシニカルな一面を見せるようになったことで、人間的な深みが増しておりとんでもなく魅力的でした。カリスマ性も高くそのキャラ造形は極めて秀逸で、何かしら言葉を発するたびに名台詞が生まれていたほど。東西戦において原田に対して言い放った「3人で囲めば圧勝出来るだと…バカじゃねえのか…?」とかあまりにもカッコ良すぎます。

初登場時には天に敗北を喫したため、結果だけ見れば「前評判が高い名のある強敵が主人公に倒される」というテンプレ噛ませ犬みたいな役割でした。しかし全盛期と比べてだいぶ弱体化していることが示唆されたにも拘らず人知を超えた才能の片鱗を見せつけたことで、黒星だったのに強者のオーラが揺らぐことなく退場。同じく東西戦でも結果的には途中敗退でしたがそうなった経緯も含めて全く格は落ちず、圧倒的な存在感を示し続けていました。最終章においては本来の主役である天以上の最重要ポジションに陣取り、更には「麻雀をやらない麻雀漫画」という極めて異質なエピソードになったというのに、赤木個人の魅力があまりにも甚大だったがゆえに凄まじいまでの感動を喚起。どこか爽やかな空気感に包まれたラストを含め、ずっと忘れられない強烈なインパクトを与えてくれました。

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