昭和生まれの古参オタクによる推し語り

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推しキャラ語り 84人目:レイ・ラングレン

出典:ガン×ソード

主役のヴァンと境遇や目的が似ているため、ある意味では第二の主人公とも言える立場だったのがレイ兄さんです。もっとも劇中での登場回数はさほど多いものではなく、画面に映っている時間で言うならヴァンはもちろんのこと、ウェンディや弟のジョシュアにすら遠く及びません。ですがその少ない出番の中で印象的な活躍を繰り返した結果、最終的には作中最上位の推しになったので、愛着の密度で言うなら彼こそがナンバー1です。

全編通しての壮大な復讐物語であるガンソにおいて、レイ兄さんはヴァン以上に「復讐鬼」の一面が強調されていました。普段は割と能天気な一面も見せるヴァンに対してレイ兄さんは常に冷徹な行動や言動で固定化され、肉親である弟すらも遠ざけていたほどです。これは「悪党への復讐」が決してスカッと爽やかなものではなく、その行為に内包された暗くネガティブな側面にスポットを当て強調しているかのようで、レイ兄さんの存在は本作のメインテーマに深く切り込む重要な役割を果たしていたと思います。そうした意味でもヴァンとは対照的な立ち位置でした。GUN×SWORDというタイトル名の由来には諸説ありますが、個人的にはレイ(GUN)とヴァン(SWORD)という解釈が好みで、それゆえスパロボKで実装された二人の合体攻撃「ガン×ソード」は最高にハイセンスだと思っている次第。愛機のヴォルケインもまたレプリカであるにも拘らずオリジナル7に匹敵する戦闘力というのが浪漫の塊で、作中随一の推し機体です。

復讐の鬼へと堕ちたことで、ともすれば悲壮な姿にも見えるレイ兄さんでしたが、その生き様からは影を背負って戦う男のカッコ良さを猛烈に感じました。ヴァンに対して「お前の復讐は優しい」と言っていたように、レイ兄さんは相手が女子供だろうと邪魔者は容赦なく排除し、ただひたすらに仇敵へと突き進む苛烈さの持ち主。ヴァンと方向性は違えども信念に一貫性がある部分は共通しており、だからこそ両者ともに極めて魅力的なキャラクターになっていたと思います。

また、私がガンソード作中で最も好きなのが「選べ! 命を取るか、夢を守るか!」のシーンなので、それもまたレイ兄さんへの愛着へ繋がっているポイントです。「お前の夢は、終わった」と宣言し、カギ爪が絶望する表情を見ての「やった…!」やその後の特殊EDも含め、一連の流れには本当に胸が熱くなりました。レイ兄さんが夢を奪い、ヴァンが命を奪う。それによりカギ爪の全てを根こそぎ否定するという物語の帰結が、最高に美しい作劇だったと思うのです…!

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