昭和生まれの古参オタクによる推し語り

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推しキャラ語り 6人目:ポルコ・ロッソ

出典:紅の豚

スタジオジブリ作品に出てくる数多くの登場人物の中でも、特に好きなキャラがこのポルコです。そもそも私的なジブリ映画ランキングを作るとしたら紅の豚はラピュタとトップ争いを繰り広げるほどに大好きな一作なのですが、どうして本作にそこまで惹かれているのかと言えば、それは「主役のポルコに強烈な魅力を感じているから」という理由が大きなウェイトを占めているのです!

改めて言うまでもありませんが、ポルコは漫画やアニメにおける一般的な主人公像とは大きく掛け離れたキャラ造形をしています。10代の若者ではなく中年ですし、体型は引き締まっておらずメタボリックですし、顔立ちはイケメンどころか人間ですらない豚です。こうして列挙してみればネガティブな要素しかないにも拘らず全く「ダサい」と感じないのは、表層的な容姿などではなく生き様のカッコ良さが極めて甚大だからに他なりません。性格はシニカルながらロマンチストな一面もあり、個々の台詞から漏れ出す重厚なダンディズムは聞き惚れるほどの魅力。作品を代表する「飛ばねぇ豚はただの豚だ」や国家貢献を勧められた際の「そういうことはな、人間同士でやんな」など印象に残る台詞も多々ありますが、中でも最も心を打たれたのは人間時代の回想における「ベルリーニ、行くな! ジーナをどうする気だ、俺が代わりに行く!」です。自らが浮かぶ雲の平原が生死の狭間であると半ば勘付いていたというのに、新婚だった親友のため咄嗟に身代わりになろうとする精神性はあまりにもイケメン過ぎました。

愛機のサボイアS.21を駆って日々ドッグファイトを繰り広げ、一瞬のミスが死に直結するシビアな環境に身を置き続けているポルコ。なのに戦争時代からずっと生き残り続けているという事実こそが、何よりも如実に彼の実力を証明しています。ロールしつつ急減速する「ひねり込み」はカーチスでさえ対応できずに形勢逆転されており、その操縦技術はまさしく百戦錬磨。賞金稼ぎになって以降は不殺を信条としているのも、そこらの空賊では手加減してさえ相手にならない絶対的な技量差が成せる技なのでしょう。キャッチコピーの「カッコイイとは、こういうことさ」が看板倒れではない、最高に魅力的な男でした。

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