出典:東方紅魔郷 ~ the Embodiment of Scarlet Devil.

東方シリーズにおいて「魔法使い」と明言されたことのあるキャラは幾人かいますが、その中でも最も魔法使いらしい魔法使いはやはりパチュリーでしょう。7つの属性を駆使する上にそれらの合成魔術まで使いこなすためスペカのバリエーションは東方少女の中でもトップクラスで、初出の紅魔郷においては熟達の魔女としての実力を存分に見せつけてくれました。格闘アクションである萃夢想系列でも地に足を付けておらず、ニュートラル状態でフヨフヨと浮いている感じが実に魔法使いらしい優雅な所作だと思います。しかし単なる優雅ではなく、本を振りかぶって思いっきりぶん殴る豪快なモーションも搭載されているのが凄く好き!

読書家だったり運動音痴だったり喘息持ちだったりと、こうして要素だけを羅列してみればそのイメージはか弱く大人しい少女。確かに黙っていれば「深窓の令嬢」のような雰囲気を醸し出しているパチュリー様ですが、彼女の本質はそんな儚さとは無縁です。実際のパッチェさんは毒舌でふてぶてしく、滅多に物怖じすることもない自由人で、ある意味ではレミリア以上のワガママお嬢様。そんな性格だからこそジト目が良く似合いますし、雰囲気はダウナーなのに表情は不敵というアンバランスな造形がたまりません。そのクールビューティーな物腰には私も強烈に惹かれてしまいました。

しかしながら、単にクールで毒舌というだけが彼女の魅力ではありません。何しろ紅魔郷の魔理沙ルートでは、作中最初の台詞が「持ってかないでー」だったくらいです。いかにも二次ネタのように見えて実際に原作で発言している「むきゅー」なんかもそうですが、普段は理知的な語調なのに時折妙に可愛らしい口ぶりになるのは見逃せないポイント。有能な印象ですが同時に割とヘッポコな部分もあり、そうしたギャップがまた魅力的なのです。二次創作では「魔理沙大好きキャラ」にされていた時代も長かったのものの、個人的には他者と過剰にベタベタするような距離感は似合わないので、誰に対してもマイペースを崩さず対応するのがパチュリーらしい魅力だと思います。一見すると真逆のタイプなのに、実際には無二の親友というレミリアとの関係性も素敵ですよね!
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