2001年放映のアニメ ビィートレイン

暗殺者の少女を題材としたアニメ作品。同じ真下耕一監督による「MADLAX」「エル・カザド」と合わせて美少女ガンアクション三部作と位置付けられており、ノワールはその第1弾となります。基本的にはクールかつスタイリッシュなバトルシーンが作品の見どころなのですが、決してアクションだけが魅力のアニメではありません。記憶が欠落した霧香の葛藤、秘密結社の内部抗争、徐々に明かされる世界規模の野望などの設定が相互に絡み合い、非常にロマン溢れる内容に仕上がっています。

私は本作を視聴したことで銃と美少女とのコラボレーションに高い魅力を感じるようになったり、以前にも増して桑島法子さんのファンになったり、ゴールデンタイムのみならず深夜アニメにも手を伸ばすようになったりと、その後における自身の趣味趣向にまで大きな影響を及ぼしました。そうした流れから前述の三部作全てを視聴しそれぞれ楽しんだものの、あえて比較して語るとすれば、やはり初代のノワールがダントツで大好きなアニメだったのは間違いありません。

シナリオや世界観など作品全体の雰囲気が好みだったのはもちろんですが、私の本作に対する愛着は、主人公の一人である霧香に対し強烈に惹かれたという部分も大きく影響しています。クールと言うよりは「大人しくて物静か」と評した方が適切であろう彼女が、たとえ死と隣り合わせの交戦状態に陥ろうとも感情をあらわにすることなく物静かなまま無傷で敵を殲滅していく姿は見惚れてしまうほどにスタイリッシュ。ミレイユさんだって裏世界No.1の呼び声高い超一流のプロだというのに、相方があまりに人間離れしているせいで相対的にヘッポコに見えてしまうほど霧香の戦闘描写は頭抜けていました。そのため印象に残るバトルシーンも数多く存在し、特にポップコーンアタックや負傷した利き腕を固定しての射撃などはお気に入りですが、そうした中でも作中No.1に心惹かれたのは黒霧香VSミレイユの直接対決です。当該バトルが発生する25話「業火の淵」は録画を何度繰り返して観たか分かりませんが、そこで発生する一連のガンアクションでは霧香よりむしろミレイユさんの方が魅力的に映るというのが大きなポイントでしょう。霧香の深層心理には迷いがあった可能性もありますが、だとしても真のノワールとして暗黒回帰した最強の暗殺者と対等以上に渡り合うミレイユさんは、まさしく面目躍如のカッコ良さ。裏を取られて焦りつつも、即座に背面撃ちで反撃するシーンはあまりにもクールでした…!
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