1995-1996年放映のアニメ サンライズ

Gガンダムに続いて制作されたアナザーガンダムの第2作目。ガンダムというコンテンツ自体は私が生まれた頃には既に存在していたのですが、幼い頃はロボットモノに対してあまり興味が湧かず、結果として宇宙世紀ガンダムのほとんどをスルーしながら生きてきました。そんな私がガンダムシリーズにハマるきっかけであり、ひいてはロボットアニメというジャンルそのものに対してより強く興味を持つ契機にもなったのがこのガンダムW。なので、そうした意味でも思い入れ深い作品です。

タイプの異なる5人の美少年を主人公に据えたことで泥臭い玄人向けミリタリー作品という従来のイメージを払拭し、キャラソンなどの関連商品も広く展開したことから、それまで男性中心だったガンダムコンテンツに数多くの女性ファンを流入させることにも成功した本作。しかし一見した華やかさとは裏腹にそのストーリーはなかなかにシビアで、既存シリーズと同様に重厚な戦争の模様が描かれており、表面的な印象に目を奪われていた初見時の私は良い意味で期待を裏切られました。

群像劇のように視点があちこち切り替わる上にキャラの立場も流動的で、更にMS戦の合間に政治劇も描かれるため「今、誰がどこで何をやっているのか」を把握するのが難しく、物語の理解に困難を来たすこともしばしば。それでも観ていて面白かったのはライブ感に溢れたストーリー展開と、全員どこかしらのネジが外れた登場人物達の行動や言動、そして何よりガンダム5機の魅力が凄まじかったからに他なりません。ケレン味に溢れた作風に反してバスターライフルくらいしか大火力の必殺兵器が存在しないため、どのMSもどこか武骨な印象があり荒々しく戦う姿には見惚れました。ド派手に乱射しているように見えて、弾薬は現地調達の規格品というヘビアの戦術とか堅実で好き。

TV版はもちろん、エンドレスワルツも大好きな作品です。リアリティをかなぐり捨てたぶっ飛んだデザインだと笑う人もいますが、それでもゼロカスの造形は男の浪漫だと思っています!
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