1999年発売のゲーム PlayStation

私はインドア系オタクゆえに運動音痴で、スポーツ漫画なら嗜むものの現実の競技全般に対する関心は薄く、国民的な行事であるオリンピックやワールドカップでさえ全く観戦しないほどの筋金入りです。そんな私が唯一興味を持っているスポーツが「野球」なのですが、どうしてこの球技にだけ食指が動いたのかと言えば、それは「パワプロ99をプレイしたから」というのが大元の原因だったりします!

当時の私はFCのファミスタを多少触ったことがある程度で、本格的にプレイした野球ゲームは本作が生まれて初めてでした。それまで「投手の投げる球を打者が打つ」程度の知識しか持っていなかったド素人がタッチアップ・インフィールドフライ・エンタイトルツーベースなどの専門用語に至るまで余さず理解するに至ったのは、本作でひたすら対戦を繰り返したおかげに他なりません。仲間内でパワプロブームが勃発した折には自動ではなく手動操作のペナントを開幕し、1週間で100試合以上を消化したこともあるほど。パワプロ99に出会えたおかげで、野球の競技性とそれに伴う面白さを存分に堪能することができました。

そして対戦と同等以上に没頭したのが、パワプロの代名詞たるサクセスモードです。特に猪狩コンツェルンでのプレイは所属の入れ替え試験という極めて重要なイベントが定期的に発生し、通常のコマンド選択による育成だけでなくバッティングやピッチングの技術も要求されるためメリハリが強く、試験のたびに手に汗握る緊張感を得られました。また冥球島にも熱中し、獲得選手は微妙でも確実に勝てる弱小チームを選ぶか、ハイリスクハイリターンな強豪チームに挑むかというジレンマに悩まされながらの道中はギャンブルのようなヒリヒリ感を味わえます。幾度も敗退を繰り返しながら挑戦を続け、初めてキューバとの死闘を制した際にはあまりの興奮に雄叫びを上げました。

余談ですが、私がイチローのファンになったのも本作が原因です。球界にほとんど関心がなかった当時の私でも名前だけなら知っていたレベルのスーパースターでしたが、本作で野球に興味を持った結果としてその凄まじさを実感。ABAAAは芸術的な見映えでした!
関連コンテンツ
前後の推し作品
89作目:ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ