昭和生まれの古参オタクによる推し語り

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推しキャラ語り 88人目:アイク

出典:ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡

蒼炎より前のFEシリーズにおいては紋章のオグマ隊長や聖戦のラクチェ、封印のフィルなんかが好きだった私。ですがSFCやGBA時代は人物ごとの個別会話がまだ少なかったため描写不足は否めず、思い入れはあれども「キャラクターとして好き」と言えるような愛着を形成するまでには至りませんでした。言うなれば戦力の駒として、SRPGのユニットとして強いから好き…といった感覚だった前述のメンバーに対し、アイクは強さだけでなく性格などの背景設定も含めて魅力を感じ取ることができたのが大きなポイント。言い換えるならば彼は私にとって、物語の登場人物として推しになった初めてのFEキャラだったのかもしれません。

初代マルスの印象が強いこともあり、FE主人公と言えば「優等生な王子様」というイメージが根強かったのですが、アイクはそうした雰囲気とは真逆の造形をしていました。まず温和ではなく荒っぽい気性ですし、また王族でもなく傭兵団の団長という立場です。血気盛んな性格というだけならヘクトルのような先例もいましたが、平民主人公はシリーズでも初めて。そのため当初は少しだけ面食らったものの、市井の一般人だからこそ感性や行動に共感しやすく、すぐに好感度は上昇しました。己が直情型だと理解しているからこそ傍らに立つ冷静な相棒を厚く信頼しており、総大将アイクと参謀セネリオの関係性はシリーズでも屈指のエモさだと思っています。

ユニット性能が破格というのも彼への愛着を底上げした要素です。序盤はそこまで強くありませんが、ロードへとクラスチェンジし天空&ラグネルというチートパワーを身にまとったアイクは自軍内でも頭抜けた筆頭戦力へと変貌。倒れたら即座にゲームオーバーになる主人公は本来なら隊列後方で庇護しながら進軍すべきところ、アイクはその強さゆえに率先して敵陣へと切り込ませることができ、大軍を殲滅しながら突き進んでいく姿はまさしく一騎当千の猛将です。あの暴れっぷりを知る者からすれば「FEシリーズ最強主人公」の話題で真っ先にアイクの名が挙がるのも納得というものでしょう。

また、アイクへの思い入れは蒼炎だけでなくスマブラによっても高まりました。DX以前の作品には「メチャクチャ大好きな推し」が特にいなかったので愛着ではなく性能でキャラを選択しており、参戦時点では原作未発売ゆえ人物像を一切知らないロイをメインで使っていたほど。対してアイクは「原作の時点で大好きだった推しキャラがスマブラに登場した」という私にとって初めてのケースだったため、彼の参戦を知った時には心から狂気乱舞しました。キャラへの愛着はそのままモチベに直結するためスマブラX以降はプレイ時間の9割以上をアイクに費やしており、彼と共に数多のネット対戦を駆け抜けた思い出の相棒なのです!

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