出典:テイルズ オブ ジ アビス

ルークや大佐と並び、アビスメンバーの中でも特に推しているのがガイです。行動や言動からすればなかなかのキザ野郎なのですが、己を粉飾していないナチュラルなイケメンだからこそ嫌味になっておらず、自然体で紳士なのがカッコいいところ。女性恐怖症や機械オタクといった個性もあるとはいえ全体的には正統派な二枚目という雰囲気なので、尖ったキャラ付けにより「残念なイケメン」と化している男が多いテイルズオブシリーズにおいては割と珍しいタイプと言えるのかもしれません。

女性に対して紳士的というだけではなく、ルークに対しても最大級のイケメンムーブをかましてくれるのがガイのナイスガイたる所以。例えばアクゼリュスが崩落した後、他メンバーがルークを見限るような振る舞いをする中で、ガイだけが帰りを待ち続けていたシーンは極めて印象的です。もちろんユリアシティに残っていたティアやミュウの存在も大きな救いになったのは間違いありませんが、一度は傍を離れながらもルークの元へ戻ってきてくれたガイに対しては彼女らとは別種の感慨を抱きました。家族を皆殺しにしたファブレ公爵は仇であり、その息子であるルークもまた憎しみと復讐の対象だったはずなのに、そうした感情を清算し親友としての関係を再構築したガイは本当に高潔だったと思います。

もちろんガイにもヴァンと通じているなど後ろ暗い面もあり、決して聖人君主というわけではありません。それでもルークとの友情だけは偽りのない本心で、時には対等な友人として、そして時には頼れる兄貴分として彼の歩む道を支え続けてくれました。クール・鬼畜・腹黒が集結しているアビスメンバーの中ではその爽やかな性格がより輝いて映り、物語中盤までの険悪な空気を抑える緩衝材のような役割を担っていたのはガイだと思います。彼が居なければ旅半ばでパーティが空中分解していたかもしれず、そうした意味でも存在感は抜群。そして普段は温和で争いを止める側のガイだからこそ、ユリアシティにおける平和条約締結の場でガイラルディア・ガラン・ガルディオスとしてキムラスカ王に剣を向けた場面は深く心に残っています。

バトルにおいては、納刀からの居合を交えたシグムント流のカッコ良さが特筆すべきポイントです。剣士仲間のルークに比べるとスピードタイプのガイは移動と攻撃のどちらも俊敏で、独力でコンボが繋がりまくるため爽快感はかなりのもの。普段のテイルズではたとえ周回プレイをしてもずっと主人公を操作し続けることの多い私なのですが、アビスに限ってはガイをメインキャラにしていた期間も長く、怒涛の連続攻撃で敵を固めて一蹴する気持ち良さを幾度も体感できました。ルークに新技が多かったぶん、ガイは魔神剣や虎牙破斬といったシリーズお馴染みの技を駆使するスタイルなので、10周年記念タイトルとして古き良き伝統を感じられたのも良かったですね!
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