1996年発売のゲーム PlayStation

原型になっているのは、アミューズメント施設用に作られた超大型アトラクション。オンラインを介すことなくその場で最大28人の同時プレイができるというスケールの大きさや、それを実現するための馬鹿でかい筐体が話題を呼び、史上最大とも称されたアーケードゲームです。本作はその内容を調整した上でPSに移植したもので、出不精ゆえに原作をプレイしたことがない私が初めて触れたギャラクシアンがこれ。家庭用のスペックに縮小されていながらも、その面白さは甚大でした。

本作最大の魅力は、何よりその圧倒的なグラフィックです。当時のゲーム業界はSFCからPSへの過渡期であり、新ハードのスペックを活かした3D表現自体は珍しいものではなかったものの、そうした中でも本作のクオリティは目を見張るものがありました。映像美だけで言うならPS後期のソフトと比較しても決して見劣りはせず、特にムービーとポリゴンとを重ねて表示する描画システムは当時最新鋭の表現方法で、未来色に満ちたプレイングに没頭させられたのを覚えています。

プレイ中には指揮官やオペによる緊迫した音声が逐次挿入されるため臨場感を強く味わうことができ、リアリティに溢れたグラフィックと共に世界観への没入度を引き上げてくれました。こちらにできるのは「ひたすら撃つ」というシンプルな動作だけで、シナリオ分岐もほとんど存在しないため完全な一本道ゲーではありますが、この点は必ずしも短所だとは言えません。なぜなら進行ルートが固定化されているからこそ敵母艦の出現や要所への突入といった重要シーンとBGMの変調タイミングとがピッタリと噛み合い、ステージを通してダレる部分が一切発生しないからです!

選べるミッションは2種類だけですし開始からボス撃破までの所要時間も短いため、フルプライスのソフトとして見ればボリュームはかなり少ないと言わざるを得ません。しかしその濃厚な内容ゆえにすぐ飽きてしまうようなことはなく、友人達と4人で何十周と出撃を繰り返し、何十回も地球を救った思い出の一作です。
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