昭和生まれの古参オタクによる推し語り

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推し作品語り 126作目:ドラゴンクエストV 天空の花嫁

2004年発売のゲーム PlayStation 2

原作のSFC版DQ5は、ドラクエシリーズ全体から見てもトップを争うほどに大好きな作品です。そんなゲームのリメイクはファンとして喜ばしい反面、原作に対する思い入れの深さゆえに厳しい目線で見てしまうことも多いもの。ですが本作はSFC版を順当に昇華させた丁寧な作りだったことで、ほとんど不満もなくガッツリと楽しむことができました。

リメイクに伴う追加要素を中心に語るなら、まずスタメンの人数が3人から4人へと増加したことは大きな変更点です。私は原作の3人PTにも不満はなく、むしろ少人数だからこその戦略性があって面白かったという評価なのですが、かといって4人に増えたことが嫌だったわけではありません。特に原作では不可能だった妻・息子・娘との家族4人パーティが組めるようになったのは非常に喜ばしい点。これが雑なリメイクだったら味方の人数だけを適当に増やした結果、戦闘バランスが崩れてヌルゲー化する事態に陥るところです。しかし本作はこちらの戦力が1.3倍になったことに応じて敵の能力も強化されており、むしろ原作以上の歯応えを味わうことができました。エフェクトは派手になっていますがバトルスピードも相応に加速し、人数は増えているのに冗長さを感じないというのも大きな評価ポイントです。

本編シリーズではDQ8と同時期に完全3D化を果たしたPS2版DQ5ですが、キャラ頭身の向上などで大きく雰囲気が変わった8に対して既存の2Dドラクエのイメージを保ったまま3D化しているというのが本作の大きな特徴かつ魅力だと思っています。マップの形状は原作を踏襲するだけでなく大胆なアレンジが加えられている箇所もあるとはいえ、私はリメイクに際して「元ネタの完全再現」にはあまりこだわらないので、3D表現を存分に活かしたレヌール城やエルヘブンの構造には大いに感銘を受けました。

せっかく仲間モンスターの種類が増えたのに存在意義の分からない微妙な奴が多かったり、ゲマがあちこちのイベントに首を突っ込み過ぎてやや食傷気味だったりと気になる点も皆無だとは言えませんが、それでも総合的に見れば非常に満足度の高い良質なリメイクでした。

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