出典:ドラえもん

「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」「クレヨンしんちゃん」などいわゆる国民的アニメと呼ばれる作品のキャラクターは、もはや好き嫌いとかいう次元を超越したところに存在する特別枠のようなイメージがあります。しかしそうした国民的なキャラ達の中でも、私が心から大好きなのだとハッキリ断言できるのが、このドラえもん。ダブル主人公の片割れであり、主役の相棒役でもあり、あるいはマスコット枠でもあり…様々な側面を持っているキャラクターゆえ必然的にその魅力もバラエティに富んでいて、物語の牽引役として八面六臂の活躍を見せてくれました。

ひみつ道具による手助けに奔走しながらも、のび太の「保護者役」と言うよりは対等な友人に近い関係性で、そこがまた強く親近感を覚える部分です。特に原作漫画版においては顕著ですが、日本を代表する作品の顔役だとは思えないほど毒舌かつ皮肉屋で、単によしよしと甘やかしてくれるだけではない絶妙な性格なのが凄く好き。そのためストーリーを動かすための便利なギミックに留まらない血肉の通った人格(ロボットだけど)を強烈に感じることができたのです。ドラちゃんのボキャブラリーに富んだ罵倒はどれも切れ味抜群。日本じゅうがきみのレベルに落ちたら、この世のおわりだぞ!!

ドラえもんは漫画にアニメに映画にと様々なメディアに登場し、幼い頃からずっと触れてきたキャラクター。そのため自分でも気付かないうちに少しずつ愛着が蓄積されていき、いつの間にやら大好きな存在へと変貌していました。しかも物語が最終回を迎えて公式からの供給が途絶えることもなく、毎週金曜日(当時の放映日)になれば必ず彼と出会えたのですからその思い入れは青天井。当時はそんな意識を持っていたわけではないですし、そもそも「推し」という言い回しが生まれるよりもずっと昔でしたが、今から思い返せばドラえもんこそが私にとって生まれて初めての推しキャラだったのだろうと思っています。ちなみにアニメ版だと私は完全にのぶドラ世代ゆえ、未だに脳内再生はのぶ代ボイスのままだったりするのですが、これは単なる懐古趣味ではありません。私がアニメのドラえもんを視聴していたのは大体2000年くらいまでで、生活リズムの変化もあって大山のぶ代さんが勇退した2005年の頃には本作を視聴する習慣が無くなっていました。そのため水田わさびさんが演じる新生ドラえもんの声を聴く機会は今に至るまでほんの僅かしかなく、結果として「イメージの上書き」が起こっていないのです!
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