出典:サガ フロンティア2

ウィル編初期パーティにおける紅一点。ベテランヴィジランツのナルセスさんやタイラーさんとは異なりウィルと同い年のルーキー冒険者という立場なので親近感が湧き、初対面して間もない時期から既に心を奪われていました。赤頭巾にエプロンドレスという恰好はまるで童話の登場人物かのようで、更にはロングの三つ編みというヘアスタイルも可愛らしく、そうしたビジュアル面も彼女のヒロイン力を大幅に高めているポイントです。ギュス編のケルヴィンは戦闘の機会に乏しいこともあり、コーディーは作中随一の槍使いとしてバトルでも大いに活躍してくれました。

そして彼女について語るなら、やはり「潜入!アレクセイ一味」における運命の選択に関する話題を避けて通ることはできないでしょう。サンダイルの史実を辿っていくサガフロ2の物語において、プレイヤーが選ぶ行動の結果がその後の歴史に影響するというのは極めて異例。彼女がとても魅力的なキャラだからこそ何も知らない1周目ではコーディーを選択する人も多いと思いますし、そうした意味ではなかなか意地の悪いトラップになっています。また彼女が離脱した場合の代替キャラがいるわけではないので大きな戦力ダウンは避けられない上、ルート限定のアイテムも存在しないためゲーム的な実利はありません。ゆえに前述のような初見プレイでなければタイラーさんあたりに頑張ってもらうことが多く、コーディーのファンなら尚更に彼女を死地へ送ろうとは思わないでしょう。

しかし私の考えは少し違い、コーディーの大ファンにも拘らず…むしろ大ファンであるからこそ、悲劇の死亡ルートを本作の正史として大切にしています。それは子供を守るため力尽きるまで戦い抜き、ウィルと最後の言葉を交わしその腕の中で息絶えるという一連のシーンを経ることで、ある意味では生き残り夫婦となる生存ルート以上にヒロインとして完成されたと思うがゆえ。普段は温厚なウィルが「許さんぞ、アレクセイ!」と激昂することによりエッグとの因縁が更に深まり、彼がその後の人生をエッグ討伐に捧げる説得力やドラマ性が増すことにも繋がる点を含め、彼女の死は悲しくも心に残る本作屈指の名場面でした。
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