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推し作品語り 60作目:クロックタワー2

1996年発売のゲーム PlayStation

今は亡きヒューマンが開発したホラーアドベンチャーの第2作目。サバイバルホラー系のジャンルにはあまり惹かれない私ですがクロックタワーシリーズは昔から好んでおり、現時点で発売されている1~3とゴーストヘッドの全てをプレイ済みです。そして、ことホラーゲームとしての恐怖感という観点で評価するならば、本作こそがシリーズの最高品質だったと思っています。

前作からの最も大きな変更点と言えば、やはりPSハードに移行したことでグラフィックが全編3D化した部分でしょう。そのおかげもあって随所にホラー映画のような演出が取り入れられており、前作以上にリアルな恐怖を体感することができました。PS初期ゆえの不完全なポリゴンや違和感のある歩行モーションなど、技術的に粗削りな要素がむしろプラスに働いているのも面白いところ。特に敵役であるシザーマンの動きはスムーズではないからこそ不気味な異質感を演出しており、異形の殺人鬼に追われるハラハラしたシチュエーションを存分に堪能することができました。

ホラゲーはジャンルの性質上、最初から最後まで陰鬱とした展開が延々と続くものですが、本作では珍しく「昼間の日常シーン」が挿入されているのも特徴のひとつ。そうした平和な場面が描かれるからこそシザーマンに追われ生命の危機に瀕するホラーシーンとの振れ幅が増し、よりメリハリが利いた展開を味わうことができたのです。警備員が刺殺されるシザーマンとの初邂逅シーンなど、なんとなく不穏な空気が流れたかと思えば一気に非日常へと叩き落とされる演出はパニックホラーの王道であり、初見時は心臓が飛び上がりました。遠くからシャキーン…シャキーン…というハサミ音が徐々に近づいてくる効果音の演出も秀逸で、心底ゾクゾクさせられたものです。

ところで館長が時計の針に首を落とされるシーンは「クロックタワー」のタイトル回収でもあり非常に印象的な一幕ですが、あの穴は構造的欠陥なのでは? あんなの現実にもあるのだろうか…。

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