1998年発売のゲーム PlayStation

「ホラーゲーム」というジャンルそのものを代表するシリーズのひとつ、バイオハザードの第2作目。ホラゲは敵への対抗手段が皆無だとストレスになり、かといってガンガン敵を撃破できると恐怖感が薄れるという相反するジレンマを抱えていると思うのですが、本作はその辺りのバランス感覚が非常に秀逸です。レオン達は銃器という攻撃手段を持っているものの、ゾンビの数に対して弾薬が少ないため全ての敵を薙ぎ倒しながら進むわけにはいかず、必然的に化け物から逃げ回るシチュエーションが多発。そのためホラー映画のような程良い恐怖感を存分に味わいながらプレイできました。

バイオシリーズは外伝も含めた作品数が多過ぎるためにプレイ経験も歯抜け状態で、そのためあまり偉そうなことは言えないのですが、少なくとも自身がプレイしてきた中でも最上位にハマったバイオがこれです。前作に比べて演出面が強化されていたこともあり、ハリウッド映画さながらの臨場感を体感できたのが大きなポイント。ホラーというジャンルだからこそ臨場感の増加がゲームの面白さに直結しており、全編通してメリハリの効いた恐怖体験を堪能できます。警察署に到着した直後に発生する窓を這うリッカーの影や、窓際の細い通路で板をぶち破ってくる腕なんかにはヒエッと心臓が飛び跳ねました。

前述の通り、特に序盤はゾンビ軍団の物量に対し弾薬が圧倒的に乏しいため、射撃は最低限に留めて敵の隙間を縫うよう走っていく必要があります。しかし「障害物が点在する室内」という動き辛い空間に加えて俊敏な移動が難しいラジコン操作の影響で目的の方向へと思うようには逃げられず、もたついている間に噛み付かれるなど操作の不自由さが絶妙な塩梅となってホラー感を底上げしていました。また初めの頃はシビアな弾数管理を要求されますが中盤からはそこそこ余裕が出てくるため、それ以降はカスタムショットガンの一撃で邪魔なゾンビ野郎をまとめてなぎ倒す気持ち良さなんかも生まれ、恐怖感と爽快感の2種類をバランス良く摂取できるメリハリの効いた仕様も魅力。巨大ワニをボンベの爆発でふっ飛ばすシーンなんかも、洋画っぽいシチュエーションと合わせてかなりのお気に入りです!
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