出典:機動戦士ガンダムSEED

容姿が整っていて、上流階級の生まれで、若くしてエリートで、性格は真面目で…と各種要素だけを列挙すれば、初期にはナード系の学生生活を送っていたキラ以上のパーフェクト超人に見えます。ですがその基本スペックの高さに反して割と「残念なイケメン」の部類に属し、しかしそんな残念さも含めて最高に人間臭い魅力に溢れているのが、アスラン・ザラというおもしれー男の味わい深さなのです!

性格は誠実かつ実直でありながら人付き合いに関しては不器用でコミュ障気味というのが面白く、そこがまた親しみを覚える部分。キラは天然なので適度な距離感を保ちながら上手く付き合えているようですが、ラクスやシンとの関係性はアスランの不器用さが悪い方向に作用し、ギクシャクしたり衝突したりと問題山積です。しかも傍目には超優良物件なのが災いして多数の女性から言い寄られたり、生真面目だからこそ彼女らのモーションを口八丁で受け流すことができず優柔不断に見えたりもして、いつも人間関係に振り回される姿が目立つ苦労人。また自身の立場についてあれこれと思い悩み、真の正義を求めてあっちこっちと陣営を変えるため精神的に安定せず、なかなかフルスペックを発揮することができません。特に運命では終盤も終盤になるまでずっと低迷状態が続き、そんな彼にはフラストレーションを覚えたりもしました。ですがそうした短所は同時に、くすぶっている時間が長いからこそ大爆発した時のカタルシスが甚大という大きな長所にもなっているのです!

種でも運命でも、物語の後半になって親友のキラと同じ陣営に収まり、精神的な迷いを断ち切ったパーフェクトアスランの頼もしさは圧巻でした。種ではスーパーコーディネイターのキラwithフリーダムでさえ苦戦する連邦三馬鹿と一人で渡り合うなど化け物染みた戦闘力で暴れ回り、運命においても同じSEED所持者のシンを文字通り一蹴したりと無双状態。MSに乗らず生身ですらも無茶苦茶な強さを発揮するため「戦士」としての能力はコズミック・イラでも突出しています。割と不遇なシーンも多いからこそ、ひとたび覚醒した後の大立ち回りには胸が熱くなるほどの爽快感を感じることができました。
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